4.04.2011

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眠れる資産(耕作放棄地)を活用 再生ビジネス

道を切り開く為のビジネスのヒント                No.23
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皆さんこんにちは
いつもご覧頂きありがとうございます。

桜が咲きはじめようやく春ですね。
震災の影響で、入社式を延期、実施しないなどの企業も多いようですが
気分は前向きに新しいスタートを切って参りましょう

それでは、今週の道を切り開く為のビジネスのヒント!



◆【凄い!ビジネスモデル研究】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇  眠れる資産(耕作放棄地)を活用 再生ビジネス

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◆ → 株式会社マイファーム

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農業を見直す動きはTPPを巡り、改めて議論がされているが、グローバル時代
に向けて国内の生産者が生き残る術は、規模の追求と付加価値の高いブランド
品に集約される。

前者は徹底した効率化による価格競争力、後者は付加価値の高い商品で差別化
を図り独自のマーケットを形成すること。

しかしながら、日本の農家の実態は小規模農家が多く、大きな投資が必要な大
規模化はもちろんのこと、世界一厳しい購買の目を持つ日本の消費者に受け入
れられる付加価値の高い農産品を作ることは非常に難しく、現状と理想には大
きな乖離があると言える。

そうした農業の問題がある中、新しい切り口で農業界の活性を推し進める会社
が自産自消を提唱する株式会社マイファーム。

最近では様々な活動が注目されメディアにも取り上げられているようですが、
マイファームが最初に始めたビジネスは、管理&指導付き体験農園。

身近な人が家庭菜園を始めたいと思った時、どこで農園を借りることが出来き、
どうやって育てていくのか、どういった準備や知識が必要なのか、素人で野菜
を作ることは非常に難しい問題があることに着目し、これを農家さんの課題で
ある体力の衰えや、後継ぎ問題等で耕作放棄地となってしまった農地と上手く
マッチング出来れば、双方の問題を解決出来るのはと考え、管理&指導付き体
験農園の事業を開始されたようです。

当初は、農地を借りることさえも出来ずに苦労されていたようですが、現在は
全国にマイファームの農園が広がり、体験農園以外にも、農地として活用を望
む人と農地を活用したい人を結びつける、全国農園検索サイト「タガヤシ」な
どのサービスも運営されています。

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◆  活用を望む人と活用したい人を結びつける
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また、企業の成長として大切なゴールやビジョン設定が非常に参考になるため
紹介させて頂きます。マイファームさんのホームページにて確認が出来ますが、
明確で非常にロジカルな成長ステージを打ち出されています。

◆マイファームが目指す理想の事業展開とは

2008年~創業期 第一ステージ 
・体験農園マイファーム (都市部の農地 × 消費者)
耕作放棄地の情報収集 将来の販路となる消費者の確保

2010年~ 第二ステージ
・ファームアカデミー (中山間地 × 学校)
未来の農業者を育成する窓口 大きな面積での成功モデル作り

2012年~ 第三テージ
・農業ソリューション (地方 × 農業)
未来の農家稼動開始 耕作放棄地の包括的解決

◆マイファームのミッション

我々マイファームは、自産自消ができる社会作り、そして全国の耕作放棄地問
題の解消。
そして「農業(家庭菜園も含む)を始める人を2014年までに1200万人にしたい」
という具体的な目標を掲げ、日々邁進しています。
※マイファームホームページより引用

いかがでしょうか!
具体的な目標を設定し、各ステージで基礎固めをしながら、着実に会社として
ステップアップしていく堅実でロジカルな成長を描かれています。
体験農園というビジネスモデルから、徐々にマーケットと関係の輪を広げてい
くことで、農業界を活性させるソーシャルビジネスのお手本のような会社です。



◇関連リンク
株式会社マイファーム
http://myfarm.co.jp/index.html


〓〓編集後記〓〓
一日も早い救援、復興を祈ると共に
ひとりひとりが出来ることを呼びかけて参ります。
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◆blog版-道を切り開く為のビジネスのヒント-
http://biz-open.blogspot.com/
:発行人:宮下

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